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インステップキックで地面を蹴らないようにする仕組み

キック

インステップキックが苦手という子供たちの多くは、地面にボールが当たりそうになる。
または、地面を蹴ってしまって痛い思いをした。

そんな経験があると思います。

しかも、シュートやロングパスはやはりインステップキックが基本です。

ロングキックを蹴ろうとして地面を蹴ってしまう選手がいます。
シュートを打とうとして地面を蹴ってしまう選手もいます。

なぜ地面を蹴ってしまうのでしょうか?

サッカーのキックで地面を蹴る仕組みを知る

インステップキックは足首を伸ばして固定し、ボールにシューズの紐の部分を当てます。
その時、軸足は膝がややまがり、足裏はカカトまで地面についています。

つまり、軸足の足首が曲がっていて、股関節から地面までの距離が近くなっているというのに
蹴り足を伸ばすと地面に当たるのは当然という事になります。

つま先が地面に当たらないようにするには?

軸足と同じように蹴り足も股関節から足首までの距離を短くすればいいのですが、そのためには足をすくめるというか
ヒザを軽く曲げて地面に当たらないような角度を作ることがインステップでボールを蹴るポイントです。

インステップ地面

なあんだ。という声もあるかもしれませんが、このヒザを曲げる角度をつかむことはなかなか難しいもの。

曲げた膝を思い切り伸ばして蹴る

ボールにインパクトする瞬間に膝が曲がっているという状態は、いささか違和感があるものです。

筋力がある大人なら出来る形ですが、キックは筋力ではなく蹴り足のスイングで蹴るようにしたいもの。

インステップキックの場合はやや斜めから踏み込み、ボールに対して斜めに足を当てることで、地面に足先が当たることを防ぐことが出来ます。

逆に言えば、足首を地面に対して直角にする必要はないのです。
例えば次の図のような感じです。

インステップ地面2

青色よりも赤色の角度が斜めになっていますね。
しっかりインステップに当たっていればこれでOKです。

足のスイングは円弧ではない

股関節を支点として足を振るという指導をしてしまうと、膝から下まで棒のように足をスイングしてしまいます。
これではよいキックは出来ません。

いわゆるテイクバックというかバックスイングは、足がお尻に当たるくらいに高く上げることと
太ももが地面に水平になるくらい膝も引き上げることでパワーを溜め込みます。

ボールに向かって、軸足を踏み込むタイミングで一気に膝を伸ばす!

円を描くように振るのではなく、曲げた足を一気に伸ばすこと。

膝下を鋭く振れ!という指導をする場面を見かけることがありますが
曲げた膝を一気に伸ばす!という表現の方が鋭いキックが出来ます。

お試し下さい!

新しいキックの理論が広まっています。こちらの記事もどうぞ
鈴木陽二郎の「親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方」レビュー

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