なでしこジャパンがアジア杯で優勝しました!深夜の放送でしたが、サッカー好きの僕は最後まで応援しました。
僕にとってなでしこジャパンは、2011年のワールドカップで優勝し、東日本大震災で被災した僕らに大きな勇気を与えてくれたので、ずっと応援しています。澤選手は引退してしまいましたが、熊谷紗希をはじめあの時のメンバーが今も戦っている様子をみるとまた勇気が湧いてきます。
今回のアジア杯はワールドカップ出場を決める大事な大会です。
この大会はワールドカップの出場権を争う大会でもあり、上位5チームがワールドカップ出場になります。
すでにグループ予選でオーストラリアに引き分けたなでしこジャパンは5位が確定し、てワールドカップ出場権を獲得しています。残るはアジア杯のタイトルです。
📸写真付き📸
なでしこ、2大会連続2度目のアジア制覇! 横山の決勝弾で豪州を下す🔻記事はこちらhttps://t.co/7xzw0Hsjau
🗣編集部より
「#なでしこジャパン(@jfa_nadeshiko)がアジア連覇を達成! 来年は6月からフランスで開催の女子W杯に出場します」 pic.twitter.com/9JU8DOWtMq— サッカーキング (@SoccerKingJP) 2018年4月20日
予選ではオーストラリア相手になんとか引き分けで勝ち点1をもぎ取った日本ですが、この決勝でオーストラリアに勝ち切ることが成長の証です。オーストラリアは男女とも強敵です。パワフルなプレーとスピードが持ち味で、攻撃的なサッカーをしてきます。
男女ともにオーストラリアという壁を乗り越えないと世界への切符を手にすることが出来ないというのがサッカーの実情ですね。
オーストラリアがアジア枠というのも昔からどうなのかなと思っていましたが、本大会ではアメリカ、ヨーロッパ、南米と戦わなくてはならないので、東アジアだけで戦っていてもダメです。
そんな背景があるだけに、今回の決勝でオーストラリアに勝ったことは日本サッカーにとって幸先がよい出来事です。
前半のPKを止めたゴールキーパー山下杏也加!
決勝戦のオーストラリアはやはり手強い存在でした。開始そうそうから攻め込まれ、慌てた日本はPKを与えてしまいました。
それは前半14分。ペナルティエリアでキャプテン熊谷紗希が反スポーツ的行為という反則でイエローカードをもらいPKとなりました。
オーストラリアのキッカーはケロンドナイト。低いシュートをゴールキーパーの山下杏也加(ベレーザ)が弾きました!ファインプレーです。解説の松木さんが予想が当たったと大騒ぎでしたが、後々になってこのセーブが効いてきます。
オーストラリアの猛攻が続きますが、岩渕、宇津木、阪口もシュートを放ちますがゴールを捉えることが出来ません。
前半を0-0で終了しましたが、もしPKが入っていたら0-1で終了することになり、もしかすると勢いに乗ったオーストラリアの追加点を許してしまったかも知れません。
キーパー山下のPKセーブがなかったらと思うと・・・優勝の立役者のひとりです。
後半の横山久美の投入で待望のゴール!
クミーニョがやってくれました!
後半27分菅沢に代わって横山が投入されました。中国戦でもゴールを決めた横山の投入で、後半はこれから疲れるであろうオーストラリアにゴールを決めてやろうという作戦ですね。
その12分後、横山はペナルティ外で長谷川のアシストから、オーストラリア選手2人を交わして右足でシュート!ライナー性のボールはゴール右上に見事に決まりました。ベトナム戦での1得点、中国戦の2得点と合わせ、横山の4得点目です。
アルガルベカップ2017の得点王だった横山久美の持ち味は、細かなボールタッチから相手をかわすドリブルからのシュートですね。
これは海外の監督からも世界で通用する技術だという評価を受けています。
そのまま終了のホイッスルを迎えてタイムアップ!アジア杯連覇です。
ヒーローインタビューを受ける横山久美もうれしそうでした。
まだ24歳なので、なでしこジャパンのエースとしてワールドカップでも暴れて欲しいですね。
個人的には、森三中の大島美幸に似ているなあとずっと思っていましたが(笑)今日はとても引き締まったいい顔でした。
高倉麻子監督の采配がズバリ的中
試合終了後にインタビューを受ける高倉監督の顔をみると、とてもうれしそうでした。もともと頬がコケている高倉監督は、アジア杯の前まで試合毎に頬がコケていくように見えました。インタビューの表情はやっと彼女本来の顔に戻った安堵感を感じました。良かったですね高倉監督!
痩せ型の高倉監督は2016年に佐々木則夫前監督とチェンジした後は、初の女性監督としても注目を浴びて世界一になったなでしこジャパンを引っ張ってきました。
高倉監督は、1968年4月19日生まれで50歳になりました。まさになでしこジャパンからバースデープレゼントを貰ったと言えますね。
高倉監督は勝ちにこだわるサッカーをすると公言していたので、いつも厳しい顔をしていました。若手を積極的に使っていくと言いながらもベテランへの気配りも忘れませんでした。
澤穂希が抜け、宮間あやが抜けたあと、世界に通じる選手として熊谷紗希が成長していったことは、高倉監督の指導力かなと思います。
鮫島彩もまだまだ左バックで活躍していますし、怪我に悩んだ岩渕真奈の成長も待ちました。
ワールドカップ本大会に向けてなでしこジャパンをさらに成長させて欲しいですね。
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