アメリカで開催されている女子サッカーの国際大会「2025 SheBelieves Cup」。なでしこジャパン(日本女子代表)は、日本時間2月27日、大会最終戦でFIFAランキング1位のアメリカ女子代表と対戦する。過去の対戦成績では圧倒的に不利で、悔し涙を流して来たが、史上最強なでしこジャパンはここまで2連勝を収めた勢いで歴史的勝利を狙う。

圧巻の攻撃力!なでしこジャパンが2連勝
FIFAランキング8位のなでしこジャパンは、初戦でオーストラリア女子代表に4-0、続くコロンビア女子代表戦も4-1で快勝。ニルス・ニールセン新監督のもと、攻守にわたる連携が機能し、見事なチームワークを発揮している。
特に攻撃面では、
- 13本のパスをつないで決めた「バルサ風スーパー連携ゴール」(第1戦)
- キックオフ18秒で決まった「30m弾丸ミドルシュート」(第2戦・谷川萌々子)
と、華麗なゴールが生まれ、大きな話題となった。特に谷川萌々子は2024年パリオリンピックでダイレクトミドルシュートを決めてブラジルに逆転勝利をおさめている。
アメリカにとって谷川萌々子は要注意選手で、マークもガッチリつくだろう。
アメリカ女子代表、若手主体でも実力は本物
対するアメリカ女子代表は、ここまでコロンビア戦で2-0、オーストラリア戦で2-1と2連勝。ミーガン・ラピノーやアレックス・モーガンといったレジェンドが引退し、若手中心のチームとなっているが、2024年パリ五輪で金メダルを獲得した実力派選手も多く、世界王者の貫禄を見せている。
ミーガン・ラピノーやアレックス・モーガンは素晴らしい選手だった。日本はこの10年にわたり彼女たちのプレーに苦しめられた。これらレジェンド引退後も日本同様に若手が育っている。
ニールセン監督「ミスを減らすことが重要」
ニールセン監督はアメリカ戦に向けて、「アメリカは隙を見せると突いてくる。日本の得意なパスゲームではミスを減らすことが重要」とコメント。中盤の要となる長谷川唯や長野風花のプレーが勝敗のカギを握る。
また、19歳の新星・谷川萌々子の爆発力、そして2試合で4ゴール・3アシストを記録している田中美南の決定力にも期待がかかる。
過去の対戦成績を覆せるか?
なでしこジャパンは、これまでアメリカとの対戦で 1勝8分31敗(PK戦は引き分け扱い)、直近13試合は未勝利(4分9敗)。唯一の勝利は2012年のアルガルベカップで、長い間アメリカの壁を突破できていない。この試合では高瀬愛実のゴールで1-0で勝っている。
しかし、今回のSheBelieves Cupでは 引き分け以上で日本が初優勝 となる。歴史的快挙を達成できるか、注目の一戦は 日本時間2月27日12時30分キックオフ!アベマは生、NHKは録画です。
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