ボールを蹴ることは好きですか?
キック、パスは得意ですか?
サッカーはボールを蹴れることが前提ですが、ドリブルや戦術が優先になっていませんか?
小学生のうちにボールを蹴れるようになっておかないと、中学生になってサッカーが嫌いになってしまうかも知れません。
すみません、ちょっと大げさになってしまいました。
でも、サッカーはフットボールですから、蹴ることが大前提であることは間違いありません。
ボールを蹴ることは楽しいですか
小学生にサッカーを指導して20年近くになります。
多くの時間をサッカー上達のために費やして来ましたが、「ボールを蹴る」という練習が一番多かったと言えます。
僕が小中学校でサッカーをやっていたころは、ボールを蹴ること=サッカーの練習、という感覚がありました。
ボールを蹴ることが楽しくてしょうがなかったですね。
狙ったところへ狙ったコースでボールが飛べばよい、という考え方で毎日毎日ボールを蹴っていました。
あの頃に、鈴木陽二郎コーチの蹴り方DVDに出会っていたら、選手として指導者として違った人生を歩んでいたかもしれない。大げさですが、そんな思いもあります。
鈴木陽二郎コーチの蹴り方は何が違う
僕は、リアルスタイルさんから前もって、鈴木陽二郎の「親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方」が販売されることを知らされ、モニターとしてDVDをいただいていました。9月末でした。
皆さんにご紹介するDVDは、10月末に発売された製品版です。
鈴木陽二郎コーチの存在は、ディスクを手にする以前に知っていました。
フットサル選手として有名で、大会を運営してフットサルの普及に務める若者です。
同時に、フットサル人口を増やすためにスクールを行っていました。
「ボールが蹴れない人って意外に多いし、蹴れなくて悩んでいるようだ」
「蹴る時に力みすぎだし、サッカー経験者のキックはボールを意識しすぎだ」
サッカーはボールを蹴るスポーツなのに、ボールを蹴れない人やボールを蹴ることにこだわりすぎる人が多いことに気づきました。
そこで「鈴木陽二郎の蹴り方教室」が始まったと言われています。
鈴木陽二郎コーチの蹴り方は、なんと言っても「リラックススタイル」が特徴です。
シュッとした姿勢で、まるで歩くがごとくボールを蹴る。そんな雰囲気です。
まあこれはインサイドキックの場合ですが、インステップキックでロングボールを蹴る時も、歩幅と足を振る大きさと速さが変わるだけで、基本的に「移動」という考え方は変わりません。
ボールが目的でなく、ボールの行き先が目的である
僕が頭をガーンと殴られたようなショック(大げさ)を受けたことがあります。
それは、ボールを蹴る時にボールが目的になってはいけない、蹴ったボールの行き先が目的であり、人もボールもその目的に向かって行かなければならない。
この考え方に出会った時に、その通り!なぜいままで気づかなかったのだろう!
フリーキックやコーナーキックをイメージしてください。
助走するときにボールを見つめてボールを蹴りますが、蹴った瞬間に目的が達成されたわけではありません。
ボールの行方が目的となるべきです。
1本のパスにしてもそうです。
味方にボールを渡すことが目的です。ボールを蹴ることが目的ではありません。
ボールを蹴ること、ボールそのものが目的になると、ボールを受ける人の事を考えないキックになってしまう。
鈴木コーチはそう言います。
味方のことを考えないキックは、蹴る時にボールを強くミートする(プッシュする、押す)ので、受け手がトラップしにくいボールになるとの事です。
姿勢をよくするだけでいいボールが蹴れる?
鈴木式蹴り方の特徴は、ボールを蹴る練習を何十回、何百回、何日もかけなければ習得出来ないというものではなく
気づくだけで、その場で習得することが可能ということです。
気づけば蹴れる
例えば、鈴木コーチは「頭を下げない」ということを強調しますが、僕たち指導者は頭を下げると視野が確保出来ないことしかイメージ出来ません。
しかし、鈴木コーチは違います。
頭を下げると上半身が丸まります。すると、ボールを蹴るときに上半身の力を使うことが出来ないといいます。
つまり、頭を上げ、頭とお尻と足首のラインが一直線になるような姿勢を作り、蹴り足を真後ろに振り上げるために、背中が弓のようにしなることが必要と言います。
つまり、キックとは足を後ろに振り上げるのではなく、背中を反ることで足を後方に引っ張り上げることなのです。
この蹴り方だと、足の筋肉はあまり重要ではなく、上半身の使い方と上半身のパワーでボールを蹴ることになります。
小柄な体でもボールを遠くに飛ばすことが出来るようになります。
標準装備されている人間の動きを利用する
僕は、ボールを蹴ることは、特殊な動きだと思っていました。
他のスポーツにはない動きで、だからサッカーは難しいと思っていました。
指導者として考え方を改めなければなりません。
実はボールを蹴ることは、移動(歩くことや走ること)の延長上にある動きなのです。
鈴木コーチは言います。
体のつくりに素直にしたがってボールを蹴ることで、自然にボールを蹴ることが出来る。
背中を反らせて、太ももの前の筋肉を地面に向けると、その反力で足は前に出ていく。
力をいれなくても、自然に前に出ていく。その力でボールを蹴ることが出来る。
歩くという動作は、足を前に出していく動作なので、その動作でボールを蹴るだけ。
ロングボールを蹴るときは、その動きが大きくなるが、足の力で蹴るのではなく上半身の力を使って足を振る。
このような移動の動きや、ボールを蹴る動きに必要な骨格や筋肉はどんな人にも標準装備されている。
実はトラップさえも移動の一種
サッカーではトラップがとても重要と言われます。思ったところにボールを止める技術がなければ次のプレーが出来ません。
鈴木コーチによると、ボールをキックする時の考え方とトラップする時の考え方は同じと言います。
トラップしようとして足を前に出せば、それは蹴りに言っていることになるのでボールを弾いてしまいます。
ボールをピタッと止めるためには、両足が軸足だと思って足踏みをするだけ。足踏みをする足にボールが当たるとボールの勢いが吸収されてピタッと止まります。
このトラップ方法は皆さんも実際にやってみてください。その場で出来るようになりますし、とても簡単です。
足元でなく、左右や前後に止めたければ、そこへ移動しながらボールを止めるだけです。
サッカーのプレー全体に影響する概念
蹴り方DVDは、インサイドキックやインステップキックを中心に
「今まで皆さんはこんな蹴り方をしたことがないと思いますが、こんな蹴り方をやってみませんか。
この蹴り方を身につけることで、ボールや相手や味方に対する考え方が変わります、サッカーの
考え方が変わります」
このように言っているように思います。僕はそう思うということです。
そのために、インサイドキック、インステップキックを例にあげて、目的意識や姿勢、ボールと戦わないことなどの考え方を解説してくれます。
鈴木陽二郎の「親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方」DVD
鈴木コーチが、ボールの蹴り方についてまったく新しい考え方の講義をしてくれます。
いきなりレッスンに入るわけではありません。
人によっては、考え方を変えるだけでキックが変わるので、ボールを蹴りながらでなく、しっかり頭で考えてから実践に移すことが大切です。
この講義をしっかり聞いて考え方を変えてみてください。
お父さんとお子さんが一緒に視聴してもいいでしょう。
お子さんが分からないことにお父さんが答えてあげてもいいと思います。
お父さんはお子さんに教える時に、必死に理解しようとすることでしょう。
鈴木コーチは「概念を変える」という難しい言葉を使いますが、僕は他に言葉が見つからないと思います。
皆さんもぜひ、ボールを蹴ることの概念を変えてみてください。
僕は9月末にこのDVDを見ましたが、見た後にすぐにボールを持って外に出ました。夜です。
スイングだけでもいいから、やってみたかったのです。
チーム練習でさっそく試してみました。
キックでもトラップでも、教えた瞬間に少しずつ効果があるので、面白くなりました。
このDVDを購入する前に読んで下さい
このディスクは「講義編」となっています。
鈴木陽二郎さんが「新しい蹴り方」について、わかりやすく解説してくれます。
デモンストレーションもしてくれますので理論について理解が出来ます。
しかし、見るだけではキックは上達しません。
実際のレッスン風景で大人から子供まで、それぞれの体格でどのようなフォームで蹴っているのか知りたくありませんか。
また、蹴り方はわかったけれど、フォームがなかなか身につかないという方は、体幹部分や股関節まわりが硬いのかも知れません。
筋力と柔軟性を高め、可動域を広げる「キック力アップトレーニング」を知りたくありませんか。
購入方法は簡単です。理論編の購入ページで紹介されるディスクを選ぶだけ!
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