今年度になってサッカーを始めたばかりの小学生ってどれくらいいるだろう?
4月になって学校が始まって、今年からサッカーを始めたって小学生って結構いると思います。
僕のチームだと、5年生以上でサッカーを始めるって子はいないけれど、小学3年生以下だと結構います。
ウチのチームのような小さなチームでも、数人いるんだから、全国的に見たら、小学3年生で、サッカーを始めて1年未満って子は結構いるんじゃないかなあ。
ということで、小学生でサッカーを始めたばかりの子供たちとその保護者に向けて記事を書くことにしました。
サッカー少年少女が減っている
ちなみに、少年サッカー人口は減っているんですよ。
メディアではさんざん取り上げていますが、底辺を支える少年サッカーの人口は現象傾向です。
これはJFAから引用した表です。
第4種に赤いラインを入れました。小学生は4種です。1年で約3%減です。
少子高齢化の影響ですが、サッカースクールに行っている子の場合は選手登録をしなくてもサッカーをやれる訳なので、競技サッカー人口が減っていると言えます。
なぜ、競技サッカー人口が減っているかというと、それはライフスタイルの変化も影響しています。
競技サッカーをやれば土日が潰れるのが嫌なので、平日に子供をサッカースクールに通わせている。
これでもサッカーをさせていることには違いない。子供は楽しそうに通っている。サッカーが習い事になっています。
まあ、全日本少年サッカー大会、もとい、新名称は「U12サッカー全国大会」だけがサッカーではないですから
競技サッカーを目指さなくてもいいとは思いますが。
練習試合でもよいので試合をするとサッカーがより好きになると思うのですが、どうでしょうか。
サッカーを始めたばかりの小学生の特徴とは?
サッカー歴1年未満の4年生以下というくくりで特徴をあげてみました。
・ボールリフティングが苦手。50回出来ない。
・ドリブルは好きだけど、相手を抜くのはまだ出来ない。
・インサイドキックは出来るけれど、インステップキックは完璧でない
・インフロントキックでボールを浮かせられない。
・アウトサイドキックはあまり正確でないし、強く蹴れない。
・強いボールをトラップすると弾いてしまう。
・胸のトラップは苦手。痛いから逃げることも。
・ヘディングは出来るようになってきたけれど、高く上がったボールは怖い。
・シュートを決めたいけど、相手ゴール前でちょっと慌ててしまう。
・ディフェンスをやることがあるけど、ぶっちぎられることがある。
・試合に出るのが好きだけど、正直、どう動いていいかわからない。
・コーチから声を出せと言われるけど何を喋っていいかわからない。
・ルールはだいたい分かってきたけど、オフサイドはまだわからないことも。
・サッカーノートを書けって言われるけど、何を書いていいかわからない。
これだけで15個あります。
うちのチームだけ?って内容もありますけどね。(サッカーノートとか 笑 )
試合での動きがわからない!
サッカーを始めたばかりの小学生と、その保護者にとって一番大きな問題は、サッカーの試合でどう動けばよいか分からないってことでは?
チームでも教えているようで教えていなかったりするし、自分の自由な発想でいいよ!と言われても、逆に困ってしまう。
たとえお父さんがサッカー経験者だとしても、小学生のサッカーとして的確なアドバイスは難しい。
小学生のサッカーは8人制だし、ピッチは狭いし、自由交代だし、ゴールは小さいし、ルールがちょっと違います。
サッカー経験がないお父さん、お母さんの場合だと、もっとお手上げ。
でも、コーチの言うことを聞きなさいとか、書店で本を買って勉強するお父さんもいます。
サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、ネットを挟まずコート内を自由に動き回るスポーツの特徴は「見て、判断して、移動する」ことなのですが、そのコツを掴むまでが大変です。
トラップ、キック、フェイントは時間をかけて習得しよう!
サッカーの試合を見ていて「あの子うまいね」と言われる選手は、間違いなくトラップがうまいです。
つまり、パスされたボールをピタッととめて、次のパスが出せる。ドリブルに移れる。
ドリブルスタートしたあと、相手ディフェンスが奪いに来ても、左右にステップ下かと思うと、フェイントでさっとかわす!
こうなるまでは2年はかかると思ってください。
1年生からサッカー始めたら3年生で上手い!と言われるようにね。
小学生のサッカーを見守る親に大切な言葉は
「長ーい目で見守ってください!」
ってことです。
保護者の方々によく言うのですけど、3ヶ月とか半年スパンで見て下さい、1ヶ月程度で過度の期待をしないで下さい。
気づけばいつの間にか上手くなっている。その瞬間を楽しみにしていて下さい。
僕たちコーチもその瞬間を楽しみに待ちながら練習しています。
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