令和2年、2020年の冬は全国的に雪の量も少なく気温も例年ほど低くなりませんね。(1月20日現在)
それでも、12月~2月の3ヶ月は防寒対策が必要です。

防寒対策は、選手と試合を観戦する保護者と指導者とそれぞれ別の対応が必要です。
特に寒さを感じやすいのが応援する保護者ですね。でも、寒い中でも汗をかいている選手も汗の始末が大切です。意外と中途半端なのが指導者です。

それぞれケースに合わせて対策していきましょう。

選手の防寒対策

トレシャツやユニフォームの下に着るもの

選手は四季を通してほぼ同じウェアを着ています。下はサッカーパンツにストッキング。上はインナーシャツ(アンダーシャツ)にトレーニングシャツ(半袖)ですね。

冬期は寒風対策としてスポーツインナーを着ることも多いです。風がなく気温が低いだけなら必要性を感じないかも知れませんが、サッカーの試合中も動かずに立っている時間も多いものです。

うちのチームでは数年前からガビックを使用しています。色が豊富で比較的安価です。

この時に腕、足が露出していると体温が奪われるので、スポーツインナーを着ることで対応できます。

たまに、スポーツインナーの代わりにコットンの長袖Tシャツを着ている選手を見かけることがありますが、これは避けたいです。

コットンつまり木綿のシャツは汗を吸いやすいし、汗をかく前なら暖かさもあります。しかし、汗をシャツの中に留めてしまうので、汗冷えの原因になります。

汗をかく、汗が冷える、体が冷える、また動く、汗をかくけど濡れたシャツが汗を吸ってくれない。
この連続は不快ですし、体幹が冷えると動きが悪くなるばかりでなく、胃腸が冷えて体調を崩す原因になります。

スポーツインナーはハイネックなど防寒機能もありますが、本来の役割は筋肉のブレを抑えパフォーマンスをアップさせること、動きやすくするという目的のウェアです。

お父さん、お母さんもスポーツインナーを着て(履いて)動いてみるとわかりますが、着ない場合に比べて動きやすいと感じるでしょう。

スポーツインナーの色に注意しましょう

最近はユニフォームも長袖と半袖の2通りを作らなくなり、冬期はスポーツインナーで対応するチームが多くなりました。
それをうけてサッカー協会や審判規則などでユニフォームの下に着るインナースパッツの色について規則を設けています。

基本はユニフォームと同色か、チームとして統一した色になるのでチームで揃えることが理想ですし、実際にチームで揃えていることが多いでしょう。

インナーは個人で負担するようにしているチームの場合は、色がメーカーによって違うのでコーチや先輩保護者に確認する必要があります。

ユニフォームに2色以上を使っている場合(バルサのような赤と青とか)の場合は、主となる色を決めてインナーをあわせることとなっていますが、主となる色はチームで決めることになります。詳しくはチームに確認してください。

現在のルールブックは次のようになっています。少年サッカーの4種では都道府県サッカー協会毎にルールを決めているようです。
個人的に確認する場合は、所属するチームのコーチや代表者に確認し、直接メールや電話で日本サッカー協会や都道府県サッカー協会に連絡することは避けましょう。

サッカー競技規則2019/20 より 第4条

アンダーシャツは、次のものとする:
◦ シャツの各袖の主たる色と同じ色で、1色とする。
または、
◦ シャツの各袖とまったく同じ色の柄にする
アンダーショーツおよびタイツは、ショーツの主たる色、または、ショーツの裾の部分と
同じ色でなければならない。同一チームの競技者が着用する場合、同色のものとする。

第4条 主な改正の概要[19.05.16]
シャツの各袖とまったく同じマルチカラーや色の柄のアンダーシャツの着用は、認められる。

選手のレイヤードの基本

インナーウエア(汗を吸う目的)、スポーツインナー(防寒対策)、プラクティスシャツまたはユニフォーム。
この上に上下ジャージ、さらに風がある日は通称シャカシャカのピステが定番でしょう。

夏場のインナーウェアとはこちら

ピステとはこちら

選手の場合はピステに裏地付きや中綿製品は寒冷地域以外では必要でないと考えています。

中綿入りピステよりもベンチコートを着ることをオススメします。
ベンチコートは観戦や試合と試合の間、会場への移動などに着るものです。

ベンチコートを着て動くとすぐに熱くなり汗をかくので、動く前に脱いで畳んでおくことがのぞましいですね。
バッグと一緒に畳んで置くという習慣をつけたいものです。

ベンチコートは高価なものなので、小学生なら低学年で1着、高学年で1着と買い替えも必要でしょう。
ダウンコートは暖かいですが、高価なのでお財布との相談ですね。

帽子や手袋やネックウォーマーなど

冬場の風が強い時の移動や練習ではニットキャップをかぶることや手袋をすることも大切です。
防寒対策という意味もありますが、私は練習に集中するために必要だと考えています。

練習の行き帰りも当てはまりますが、手が寒いからと言ってポケットに手を入れていると思わぬ事故に合うこともあります。
練習中も手が寒いと言って袖の中に隠す子供もいますが、それでは思うような動きは出来ません。

ニットの手袋は必需品です。暑ければ脱げばよいです。

夏場は熱中症予防のためにキャップタイプが重宝しますが、冬場は頭部の防寒が目的です。
集中して練習するためには、帽子や手袋を上手に使いましょう。

また、定番の「ネックウォーマー」ですが、首を寒さから守ることで衣服1枚分の防寒対策になります。
練習中もネックウォーマーをつけることが多いので、スポーツ用の商品を選びましょう。

汗をかいたらこまめに拭く

サッカーの練習は激しいので寒い冬でも子供たちは多量の汗をかきます。水分補給をしっかりさせるようにしています。
最近は速乾性のウェアが普及したので汗がすぐ乾き、練習帰りも着替えずにそのまま帰るというケースもあるようです。

しかし、練習後に徒歩で帰りながら汗冷えすることは避けたいですね。
風邪は英語でCOLDなので!

練習が終わったら、頭から背中、胸などをタオルで拭いて、すぐに乾いたシャツ(これはコットンでもよい)に着替えることで汗冷えを防げます。
これも習慣付けなので、低学年からタオルの使い方は学んでおきたいものです。

特に頭に汗をかいて髪がびっしょりという選手を多くみかけます。
頭が冷えると体が冷えます。頭をタオルで拭くことも習慣化したいですね。

まとめ

普段、通学する時にはあまり気にしない衣服の重ね着ですが、スポーツの場面では重ね着の基本は身につけておきたいです。
暑すぎれば脱ぐ、寒ければ着るという感覚的なことのなかにも、動きやすさや試合のルールのことなども覚える必要があります。

出来れば衣服の準備は子供たちが自分で行えるように、保管場所を決めておくとよいでしょう。
いつかは自分で出来るようにならなくてはなりません。

私は練習中に子供たちが汗をかくと、背中に手を入れて汗のかき具合とインナーウエアの有無と材質を確認します。
ときどきコットンシャツを着ている子がいるのですが、後で保護者に連絡を入れることもあります。
子供の中には化学繊維が苦手、皮膚のトラブルを抱えているという子もいるので強制しないように保護者と相談します。

最近は保護者もスポーツへの関心が高いので、スポーツウェアのレイヤードについて相談を受けることが少なくなりました。
しかし100%ではありません。わからないことはコーチに聞く、保護者どうしで情報交換するなどで対応しましょう。

サッカーは屋外スポーツで気象条件に左右されるスポーツです。夏場も冬場も配慮が必要です。
冬場は衣服の数が増えますが、賢く使えるよう保護者から選手へ伝えて行きましょう。