よいサッカーの試合とはボールが縦方向に動く試合だよ。
コーチになったばかりの頃に、先輩コーチから教わりました。
イングランドサッカーの教本にそう書いてあったという話でしたので
僕はその本を探しました。
本はありました。
イングランドサッカーから学ぶもの
イングランドサッカーを象徴するような長めのパスを多く使った練習がたくさん
掲載されていました。
ショートパス主体のサッカーだけでは、サッカーの「ダイナミズム」を教えることは
出来ない。
ピッチを広く使うことや、少ないパスで相手ゴールに迫る方法など
選択肢の一つとして学んで欲しい。
そんな思いがあります。
ダイレクトパスを3人でつないでゴールまでボールを運ぶ
この練習方法はコーチが手本を示して、選手に練習させるためのものです。
小学生はまだ強く速いボールをけれないので、サイドバックからフォワードへのボールは
スピードに期待出来ないかもしれません。
しかし、フォワードが下がって来てボールに寄ることで相手に奪われずつなぐことが
出来るでしょう。
スタートは左サイドバックから左ミッドへのパスです。
中盤で相手を背にした左ミッドは無理をせずにサイドバックに戻します。
サイドバックからリターンパスにピッチ内の選手たちは注目しているでしょう。
ここで、サイドバックから中盤を経由しないでフォワードにボールを送ります。
意表を突かれた相手はフォワードへプレッシャーをかけてボールを奪おうとするでしょう。
しかし、左ミッドがこのボールを受けてペナルティエリアに侵入し、シュートに持ち込みます。
後ろ向きの選手もいますが、前を向いた選手が前にボールを蹴るという方法です。
視野を確保しながら応用していく
視野を確保しながら行うことで、下げるパスを使わずに、自分でターンすることや
逆サイドに展開することも可能になるでしょう。
横パスはキープ、縦パスは攻撃だとすれば、横パスと縦パスを組み合わせことも
必要ですね。
しかし、スピードアップしたいときにはこのような縦パスの組み合わせも効果的です。
試合にダイナミズムが生まれるので視野が広がります。
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