周りを見よう、サッカーでは周りを見て判断し、プレーをすることが大切。
よく言われる言葉です。
具体的に試合ではどうなのか?
周りを見るとどんなプレーが出来て、周りを見ていない何が起きるのか?
サッカーで大切な周りを見るプレー(その1)
図で解説してみます。
この試合は実際にあった試合の一コマです。
試合の前提
あるサッカー大会で、青チームと赤チームが戦っています。
両チームともキーパーがパントキックがよく飛び、正確です。
そんな試合は、中盤がパラパラと散らばることがよくあります。
青チームの右サイドの選手がサイドでボールを受けました。
味方も相手もやや距離があります。
目の前の選手はひとりなので、突破を試みます。
選手の動きと考えていることを図解
では、次の図で動きを説明します。
いつものGIFアニメよりも並べた方が見やすいかと思います。
5 青のサイドの選手は赤が集まって来たので抜けないと判断して反転。ボールを下げようとする
6 後ろを向いた瞬間に奪えると思った赤の選手。青のサイドから下げパスを受けようとする青の選手
7 赤の選手がバラけた!その瞬間を見た青のサイドは、2人のディフェンスの間を突破!
2つの判断と2つの視野
判断その1
青のサイドの選手が、2つの判断をしました。
ひとつは、赤のディフェンスが集まってきて、ドリブル突破をいったん中止した時。
この時、ディフェンスの数はもちろんですが、味方のトップ下の選手も見えていたはずです。
だから、ボールを下げてでも、持ち続ければチャンスを作れると思ったのでしょう。
判断その2
ドリブル突破を諦めて(諦めたフリをして)、後ろを向く(プレスがきつくて後ろ向きにキープ)
そこを赤に囲まれそうになり、青の味方のサポートへパスをしようとする。
赤はパスを出される前に奪い取ってやろうと、ドリブル封じのポジションを捨てて寄ってきた。
その瞬間、カバーリングの関係にあった赤2人の間のギャップを見つけ、そこを突破!
捕まる前に、中央に位置するトップ下の味方へパス、成功!
よく見ていました。
そして、ドリブルに自信があるのでしょう、再度ドリブル突破を狙っていたように見えます。
下げるパスはおとりになりましたが、サポートのポジショニングがマジだったので、赤の選手たちも焦りました。
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