リフティングが1000回出来たらスタメンになれますか?という質問について

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少年サッカーの練習と言えば、ボールリフティングが定番ですね。
リフティングの回数やいろんな部位でリフティング出来ることで選手の能力を評価するコーチもいます。

リフティングが苦手な選手にとっては試合に出たいけどリフティングの練習がなかなかうまくいかないので、ストレスを感じているかも知れません。

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リフティングが1000回出来ないと試合に出さないというコーチ

先日、メルマガに質問をいただきました。

レギュラーになるにはどうすればいいのか、スタメンになるためにはどうすればいいのか悩んでいたそうです。思い切ってコーチに質問したそうです。

「もっと試合に出たいです。試合で活躍したいです。どうすればいいですか?」

コーチはそんなに感情的にならずに相談に乗るような感じで答えたそうです。

「そうだな、リフティング1000回出来たらスタメンで出してあげるよ」

という答えが帰ってきたそうです。

その子は小学5年生です。
リフティングはインステップで100回程度、インサイドやアウトサイドでは20回程度です。チームのエースは5分間落とさずにリフティング出来るそうですが、1000回出来ている様子はありません。

なぜ1000回?ハードル高すぎませんか?という疑問です。

リフティング1000回の意味するものを考えてみる

私のチームの出来事ではないので詳しくは説明出来ませんが、コーチ側からの理論を考えてみました。
きっとコーチはこういう考えなのでは?という立場です。

このコーチに100%賛同するわけではありませんが、否定するつもりもありません。
小学生が今後サッカーを続けて行く時、いろんな指導者に出会うものです。

ここはひとつ前向きにとらえてみてはどうかと考えました。以下が私の見解です。

目標を持つことでモチベーションアップを狙う

まず、モチベーションを高めるという意味では、100回というハードルは意外に低く、1000回は高すぎと感じています。

ちなみに1000回出来るようになるためには、ボールコントロールスキルだけでなく、体力や集中力が必要です。

1週間や2週間で出来る課題ではなく、数ヶ月かけないと達成出来ない課題です。

しかも、毎日の練習は必要ですが、チーム練習ではチームのメニューに集中しなければなりません。

リフティングだけ出来るようになればいいというものではない

私は1000回という課題はあくまでも試合に出るための目標を数値化しただけのものであって、本当に1000回出来たら試合で活躍出来るようになるという意味ではないと考えています。

1000回を目指して自主練習を続ける日々は、頭の中には「試合に出る、スタメンを取る」という意志がなければ続かないでしょう。

その状態でチーム練習に取り組めばチーム練習中の意識も変わってくるはずです。

小学5年生であっても、練習で手を抜いてリフティングが1000回できれば試合に出られるとは考えていないでしょう。

1000回を目指す過程で得られるものがある

例えば200回から500回に増えるまでに1ヶ月かかったとします。きっとチーム練習が始まる前や練習後も練習していることでしょう。

その1ヶ月間にチーム練習が10回あったとして、パス練習や守備練習、シュート練習やミニゲームなど数々の練習をこなしているはずです。

1000回を目指すという意識がない状態の1ヶ月と、1000回を目指すという意識を持った1ヶ月に違いがないかと言えば、私は明らかに違いがあると考えています。

リフティング練習は続けていれば確実に回数が増えていきます。
チーム練習も同じことです。集中して取り組めば1ヶ月間での伸びは確実に現れます。

上達するということについて考える習慣がつく

リフティングの回数がなかなか増えないという状態も味わうことでしょう。右肩あがりに直線的に上達するとは限りません。

そんな時にコミュニケーション能力のある選手ならチームメイトにやり方を聞くこともあるでしょう。

ボールを落としてしまった時に感情も動きます。
なぜうまく行かないんだろう、こんな事を続けて本当に出来るようになるのか。

ボールリフティングだけでなく、サッカーを続けている限りうまく行かないことには何度もぶち当たるはずです。

試合で負けることも沢山あるでしょう。失点するということはミスが原因であることがほとんどですが、なぜミスしたのか、成功するためにはどうすればいいのか。

日々のリフティングでもそんな事を考えながら行うことでサッカーのプレー全体についての考え方が変わってくることもあります。

まとめ

リフティング1000回なんて理不尽だ!こんなチーム止めてやる!という考えもあることでしょう。
しかし、この質問の場合はコーチとコミュニケーションがとれていて、コーチは具体的にいろいろなスキルアップを提案したかったのではないかと思います。

しかし、チームのメンバーを見てこの質問者に何が足りないのか考え、目標を設定することで自分で「何が出来て何が出来ないのか」について考える機会を与えたのではないかと考えます。

コーチと選手と保護者がコミュニケーションが取れていれば、コーチのひとことの裏にある意味を考える余裕もあることでしょう。

心の余裕とかゆとり。これも大事なことですね。

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