小学3年生以下が団子サッカーから脱却してポジションを覚えるまで

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小学生のサッカーは大きく3つのカテゴリーに別れます。

U12は6年生や5年生が主体のトップチームです。

U12は4年生以下、そしてU9は3年生以下です。

U9以下はボールと自分との関係だけで精一杯の子や、相手を抜くぞという1対1の関係に夢中の子に別れます。

そんな小学3年生以下がサッカーの試合をするとほぼ間違いなく団子状態になります。

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3年生以下のサッカーを観察していて気づくこと

3年生以下のサッカーを見ていて毎年感じることがあります。

3年生以下の選手たちは、試合の時にボールを持ったら相手を抜くことだけを考えていませんか?

相手を抜くことが試合の目的では無いですよね。

ボールを持って相手ゴールに向かってシュートを打つことがサッカーの目的のはずです。

相手はシュートを出せたくないからボールを持っている選手に向かってくるんですよね。

そして相手のボールを奪って、相手チームのゴールにシュートを入れたいから近づいてくるんですよね。

団子サッカーの選手たちにゴールの意識を伝える

低学年の試合ではよく団子になると言われます。
ボールの周りに固まって集団が出来る様子ですね。

ボールの周りに両チームが集まってしまうことです。

何故かと言うとみんなボールに触りたいからですよね。
ボールを持っている人からボールを奪いたいからですよね。

ボールを持って次に何をするか、選手たちは当然目の前に相手がいるので奪われないようにかわすこと。これが精一杯です。

しかし、このプレーがサッカーの目的になってしまいます。

では、ゴールに向かってシュートを打という意識を持たせるとどうなるでしょうか?

団子の中でボールを持った選手はゴール方向に向かってボールを蹴るようになります。

しかし低学年ではキック力も弱く、ボールが飛ばないのでシュートには至りません。

団子サッカーからフォーメーションへのコーチング

ゴール近くに転がったボールを奪ってシュートうとうとする選手とシュートを打たせないと言う選手の攻防が繰り広げられます。

これでもまだまだ団子状態です。

しかし、ゴールへの意識がない状態の攻防に比べると、攻め込んでいるチームはゴールに近いと言うチャンスを感じています。

シュートを打とうと言う感覚があります。

逆に攻め込まれているチームはピンチという感覚があります。
何とかこの状態を抜け出したいという表情になります。

これは大事なことです。サッカーの本質に近づいてきています。

ここでヒントというか、きっかけを与えます。

まずはフォワードとバックから

「相手ゴールに近いポジションの選手をひとりかふたりおいたらどうかな

というものです。

選手たちはそれをフォワードだといいます。

その選手にボールを集めたらどうなるかな?

「点が入りやすくなる!」

そう答える3年生以下の選手たち。

実際に試合をやってみると、そううまくはいかないものです。

フォワードの選手にボールが集まりません。キック力が弱いのでパスが届かないのです。

そしてフォワードの選手もボールに触りたいのでいつの間にかポジションが下がってしまいます。

「フォワードは誰?」

と声をかけると「あ!」と慌ててポジションに戻ります。

ボールに夢中になってしまうのが3年生の特徴です。

「フォーワードがフリーになっているけどいいのかなー」

と声をかけます。

フォワードにマークが必要ということを伝えると、渋々とバック役の選手がフォワードのマークにつきます。

本来はフォーワードの数プラス1なので、2人がバックとして残らないといけません。

チームの中で、フォーワード1人とバック2人が団子に入れない状態になりました。

残る選手たちが団子になっているわけです。

サイドも使って試合をしよう

団子はいつもゴールとゴールをつなぐセンター付近にできます。
サイドはガラガラです。

「サイドがガラガラだねー」

団子の中から1人、2人とサイドに散らばる選手がでてきました。

右サイド、左サイドに散らばっています。

顔を見るとボールが触りたくてしょうがないという表情です。

チームからフォーワードとサイドハーフとバックの4人が散らばり、ゴールキーパーもゴール前になると団子に参加出来るのは2人だけです。

両チームの4人が固まってボールを奪い合うのですが、さすがにキック力がなくてもサイドの選手にボールは届きます。

ポジションを維持するためには我慢が必要

サイドにボールが移動するとそこでまた団子が出来るわけですが、フォーワードとバックと逆サイドの選手には我慢するように伝えます。

最初からポジションの並び方を教えるよりもこのようにフォワードとバックスの役割を教えることで他のポジションの必要性がわかってくる。

しかし私はいつも考えています。

これは3年生以下の子供たちが本当にやりたいサッカーなのかどうか。

ボールを遠くへ強く蹴れるようになれば自然に団子は出来なくなっていきます。

4年生以上の上級生たちがポジションごとに並んで試合をしている様子を見ているので、サッカーは本来は団子ではないことも学んでいきます。

しかし、その気づきを妨げるものは実はボールなのです。

ボールばかり見てしまう、ボールに夢中になりすぎることで、ボール以外のもの、つまり、相手、味方、スペース、ゴールが見えなくなってしまうのです。

ボールを見たい、ボールに触りたいという気持ちを我慢すること。
その我慢がチームプレーを生み、サッカーらしいゲームになります。

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