高学年のサッカー少年はU12選手権の予選突破を目指して頑張っていることでしょう。

6年生にとっては最後の公式戦ですし、少年サッカーでは一番大きな大会なので目標にしてきたチームも多いはずです。

第44回全日本U-12サッカー選手権大会の都道府県大会は今月から来月にかけて行われます。

公式ページを見ると、北海道は来週が決勝というスケジュールのようです。

10年前は夏が決勝大会でした

少年サッカーのひとつの目標でもあるU12選手権ですが、この時期に都道府県予選が行われることや8人制で行われるようになったのはまだ歴史が浅いんです。

東日本大震災があった2011年からですから9年目ですね。

それまでは、真夏の8月に決勝大会が行われていました。
8月上旬に行われる1次リーグは福島のJビレッジで行われていました。

目指せ福島!だったんですね。

大分トリニータのバスを見かけて、九州から大変だなーと思っていましたが
今は鹿児島で決勝大会が行われます。

北海道から…大変ですね。

でも、高校サッカーのトップチーム青森山田高校は青森です。
青森から全国に出かけてサッカーをしています。

全国から選手が集まる…とも言いますけどね。

8人制サッカーも約10年

全国大会が8人制になったのが2011年ですからまだ10年経っていないんですね。

ここ数年でサッカーコーチになった人や子どもを少年団に入れた保護者さんは

「え、小学生って8人なの?」

「いつまで8人?いつから11人?」

と驚く人もいます。

11人制サッカーとの違い

人数が少なくなっただけでなく、コートの大きさも変わりました。

11人制だった頃は縦方向が80m~85mでした。

今は大人のコートを半分にして使う意味で68mです。
この20mの違いは試合内容にも現れます。

ゴールとゴールが近づく

ゴールとゴールが近づくので、当然、ゴール前の攻防が生まれやすくなります。

でも、それは11人制との比較なんですよね。

8人制のコートサイズが当たり前になってしまうと、ゴールシーンもそれほど多くないな、というのが実感です。

小学生の体の大きさやパワーは10年前と比較してそれほど変わらないでしょう。

同じ体力ならゴールとゴールが近い方がゴールシーンが生まれやすいはずですけどね。

守備を強化するチームが増えた

8人制サッカーは攻撃的なサッカーを目指すためにサッカー協会が導入したものですが、攻撃的なサッカーを行おうとすれば同時に守備を強化しようとするのがサッカーです。

2バック、2トップにしましょう、ミッドフィールドは3人で。
という協会の方針もありましたが

今やほとんどのチームは1トップの3バックで、2バックはバリエーションのひとつではないでしょうか。

特に2トップは強力ですけど、中盤から後ろが少なくなるので、守備的には苦しいという印象です。

8人制の本当の狙いは?

コートが狭くなり、人数が少なくなった時の印象は

「休むヒマがないな、すぐにボールが来る」

というものでした。

11人制の時には、逆サイドにボールがある時には歩いて休む選手も見かけました。

ボールがすぐに来ないので周りを見渡して考えることもできました。

しかし、8人制になるとパスを出したあとにすぐに受け手になるし奪われたらすぐに守備に走らなければならない。

つまり動きの切り替えの早さと、判断の早さが求められるようになりました。

これがサッカー協会の狙いのひとつです。

なので、練習では「4人対4人のミニゲーム」を行うことで体も頭も動かし続けるようなことが必要になりました。

止める、蹴るのスピードも素早くする必要があります。

「どこへパスを出そうかな」

という時間はありません。

「あそこにパスを出したい、早く出したいから僕にパスをくれ!」

というような動きながら考えるサッカーの時代になりました。

素早いプレーを短時間で身につけたいのならぜひこの考え方を参考にしてみてください。

チームのコーチとは言っていることが違うかも知れませんが
目指すところは一緒だと思います。

>>http://higaki.juniorsoccer.info/

サッカーの基本は変わったか?

試合で必要とされるものは変わりましたが、止める、蹴る、運ぶという基本スキルは変わりません。

ただし、周りを見ること、見ることが出来る能力を高めるためにボールコントロールの正確さやコントロールの自信は必要です。

そして、周りを見る!という動きもスキル(技術)そのものになりました。

相手ゴール前に素早くボールを運んでいく。

相手チームの攻撃をなるべく前で阻止する。

周りを見ながらこれを行えるようになることがサッカーの基本になります。

周りを見るためには

小学生のサッカーを見ていると、ある特徴に気づきます。
レベルにもよりますが、ボールを見ている時間が長いことです。

レベルが高くなると、首を振って周りを見る選手が多いと感じます。
3年生以下のサッカーだと、ボールしか見えていなかったりします。

周りを見るためには、ボールを見ない時間を作る必要があります。
いつ周りを見るのか、ボールと周りを見る順序は正しいか。

ボールが自分に向かっているほんの僅かな瞬間でも顔をあげて
ボールから目を離して味方や相手の様子、スペースを見る。

これが「練習」で取り入れられているかどうか。
答えは試合の内容を見ればわかります。

周りを見ることは習慣

コーチに「もっと周りを見てプレーしよう」と言われていませんか。

練習の時に言われるのはよいですけど、試合中も言われていませんか。

言われても習慣になっていなければ行動に移せないのが「周りを見ること」です。

周りを見るためには顔を上げる必要があります。
しかしボールは地面に転がっているので目線を上下する必要があります。

目線を上下させること、顔を上げ下げすること。
ボールと周りを一緒に見られること。

この習慣を身につけることが少年サッカーの目標のひとつです。

練習の何%かは、この習慣化のための練習であって欲しいです。

ボールに対して自信がないと顔が上がりにくいですよね。

例えばバスケットボールは手にボールを持って顔が上がっているので周りとボールは同一視野です。

そのバスケットでさえ、周りを見る能力を高める練習やボールを持った時の体の姿勢作りに時間を割いています。

もっと周りを見よう。
ボールはちらっと見ただけで止める、蹴る、運ぶが出来るようになろう。

両足が同じようにできなくてもいい、利き足だけでもいいからボールをちらっと見ただけで止めたり、蹴ったり、ドリブルできると試合の内容が変わってきます。

レッツトライ!