少年サッカーと大人のサッカー。テクニックは同じだけどいざ試合になると使い方に工夫が必要です。

今さらですけど、サッカーのテクニックの特徴をおさらいしてみましょう。

サッカーのテクニックの特徴

  • ドリブルやキックなどボールをタッチする時は片足だちになる
  • ボールをタッチする瞬間(キックする瞬間)はボールを見るので目線が下がる
  • ボールを蹴る、運ぶ方向は基本的に体の正面になる(キック方向も)

これは体の作りからそうなってしまうものです。
次に、試合の仕組みから考えてみましょう。

  • コートは四角で広い。長方形である。
  • 少年サッカーは8人制だけど、両チーム合わせて16人。
  • ゴールはコートの端と端にある。

少年サッカーは縦横68m×50mの大きさです。
ハーフウェイラインからゴールラインまで34mしかありません。

  • ゴールに近づけば近づくほどシュートが入る確率は高い
  • オフサイドというルールがある。相手ゴール前でボールを受ける場合は相手が最低2人いないといけない。
  • シュートはゴール正面、ゴールエリア内が一番入りやすい。
  • 味方どうしでボールを相手ゴール近くまで運ぶ時には2つの方法がある。
    ひとつは、後ろからもらって前に渡す。前に渡す時はボールを先にパスする。
    もうひとつは、ボールを相手チームのゴールライン近くまで運んで、ゴール前にいる味方にシュートさせる。

こんな特徴ですね。つまり、後ろからのボールを前に運んでいく。ラグビーやバスケットボールと一緒です。
だけど、大きな違いは「手を使えない、ボールは足で扱うこと」です。

足で後ろからのボールを前に渡すというテクニック

真後ろからのボールを受けて、真正面に味方にボールを渡すという場面はなかなかないもの。
通常は、角度をつける。つまり、斜めにボールを運んでいきます。

なぜでしょうか。

それは、ボールは後ろから来るけど、相手ゴールは前にあり、相手チームは前に多くいてゴールを守るのでその様子を見なければならないんです。

相手がいないスペースを使って、味方にボールを渡して相手ゴールに近づく。

後方からのパスをインサイドでコントロールして、(ワンタッチ)、次のタッチ(キック)でパスをする。
もっと効率いいのは、ワンタッチ(ダイレクトパス)ですね。

なぜ効率いいかというと、ボールを持っている時間が短いので相手が奪いにくいからです。

パスは前に出しても横に出しても後ろに出してもいいのですが、いつかは「縦」に出さないとゴールに近づけません。
まっすぐ縦に出せば「スルーパス」ですね。

仲間とワンツーをして前に出ることも出来ます。
サイドにボールを出して、それをゴール前に蹴り返せばクロスボールになります。

一番効率がいいパスはスルーパス

相手ディフェンスが2人とか3人とかいたとして、その間にボールを縦に通して、フォワードが追いつく。

スルーパスですけど、相手ゴールに近づけて、ボールに追いついた時には相手ゴールに体の正面が向いているので、すぐにシュートが打てる。

いいですねー。でも、これがなかなか出来ないんですよね。オフサイドルールがあるからです。

それと、少年サッカーの特徴として、ハーフウェイラインからゴールラインまで34mしかなく、うち12mはペナルティエリアなので、相手GKがペナルティエリアギリギリに出てくると、ハーフウェイラインから22mしかないんです。

つまり、ゴール正面でスルーパスに追いつくには、センターサークル付近からスタートしたとして、22m以内にボールに追いつかなくてはならないってことです。

しかも相手ディフェンスと競い合いながらです。ボールを追いかけるのと、迎えるのとどちらが有利でしょうか。
向かってくるボールを捕まえる方が有利ですね。

フォワードは足が速いと有利と言われるのがこの理由です。相手センターバックとの競争プラスGKに奪われないこと。
難しいですね。

難しくない方法で攻撃しよう

相手ゴールに向かうボールを追いかけることは難しいけれど、向かってくるボールはとらえやすい。

この理屈を使ったプレーが「ポストプレー」です。

味方フォワードに向けて縦パスを蹴る。フォワードはコントロールした瞬間にターンして相手ディフェンスをぶっちぎれればいいのですが、高度なテクニックです。GKもいるので成功しにくいプレーです。

しかし、相手センターバックよりも先に触ることは出来ますよね。

もちろん、ボーンと跳ね返すわけではなくポストプレーなので「ころころと落とす。味方が拾いやすいように」というプレーです。

サッカーは前を向いてボールを扱うとシンプルで簡単

後ろから受けたボールをコントロールして前を向く。

前を向く前にゴール方向の様子を見ておいて、相手ディフェンスの距離を見ます。
密着マークだったら・・・よほどのテクニシャンでなければボールを取られてしまうでしょう。

少しスペースがあったら、ターン出来るかもしれませんね。

でも、自分ひとりで苦労する必要はないんです。
味方を使いましょう。

縦パスを受けたら、出してくれた人でなくてもいいので前を向いている人に渡すのです。
当然、相手チームのセンターバックとの競り合いになるでしょう。

いいボールを出せるかどうかギリギリでも味方に渡れば大きなチャンスです。

↓図解です(クリックすると拡大します)

赤はディフェンスです。右側はパスを出した人へ戻していますけど、3人目の誰かでもオッケー。
実戦では縦パスが入った瞬間に拾いにいくという感じです。

ターンとリターンの違いですけど、一番前にいる選手が苦労しなくてもチャンスは作れます。
苦労するってことは相手に奪うチャンスを与えることです。

ターンするテクニックを磨きながら、リターンパスやポストプレーも身につける。

私は簡単な「リターン」でチャンスをどんどん作って欲しいなと考えています。
小学生のサッカーはミスがつきものです。リターンが出来ないかも出来ません、リターンが上手くいってもシュートまで行かない可能性もあります。

前を向いている人をつかう。

ここに注目してみましょう!

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