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少年サッカーで両足を使うことを強く指導される意味とは?その理由に納得!

ボールコントロール

このブログでは、サッカー少年少女のお父さん、お母さん向けに書いてみようと思っています。

というのは、僕が発行しているメルマガの古くからの読者の方からメールをいただいたからです。

本格的なサッカーのことはチームのコーチに任せて、私たち保護者はそこまでの知識はいらないけれど、子供たちのサッカーの上達に
サポーターとして関われればいいと考えている。とのことでした。

ということで、今日は基本的な話ですが、なぜサッカーでは両足を使わなければならないのか、ということについて話をします。

利き足はどんどん使ってよいです

ご飯を食べる時の箸やスプーンを持つ手は右利きが多いでしょう。
食事の時、字を書く時に使う手は、利き手を使うというよりも作法的に右がよいとか、ハサミなどの道具を使う時に右が重宝するなどという発想があるでしょう。

野球では左バッターがファーストベースに近いとか、スポーツ毎のメリット・デメリットがあるかも知れません。

サッカーはどうでしょうか。
基本的に両足が使えた方がよいのですが、ここぞという場面では利き足を使いますよね。

ペナルティキックの場面で、あえて利き足を使わないという駆け引きをする選手もいるかも知れませんが、少年サッカーでは利き足を使うでしょう。

足は2本あって、ボールは1個ですから、どちらかの足を使ってボールを扱うことになります。
利き足というよりも、メインとなる足はどちらでもよいですし、よほどのことが無い限りは利き足だけでもサッカーは出来ます。

しかし、「よほどの事」はサッカーでは数多く現れるので、利き足でない方を使えないとチャンスを活かせず、ピンチを脱出することが出来ません。

右を使ってパスをした後は、左を使ってパスを出さなければならないとか、ドリブルでも左と右と交互にボールをタッチしてドリブルした方がよいというものではありません。

利き足(右が多いです)をどんどん伸ばすことは多いにけっこうです。

左足を使わなければならない場面とは?

ここでは、苦手な足を左足という事にしましょう。

左足を使わなければならない場面は、ズバリ左サイドでのプレーです。

サッカーのコートは、縦が68mで横が50mという、やや正方形に近いコートサイズです。ゴールはゴールラインの真ん中にあります。
このコートに散らばってプレーする人数は少年サッカーでは16人です。1チーム8人ですからね。

お子さんのチームのシステム(フォーメーションとも言いますが、並び方、ポジションのことです)が3-3-1とします。

バックに3人横に並び、その前の列にミッドフィルダーとして3人並びます。そして、トップがひとり。3-3-1です。

左バックと左ハーフの2人は左利きが望ましいです。

ボールを中央に向かって蹴る機会が多いからです。右で蹴ることも出来ますが、相手ゴール側のゴールラインに向かって転がるボールを右足で蹴ることはとてもむずかしいです。

右足の小指側で蹴れることは蹴れますが、足を後ろに振るというテイクバックがほとんど出来ません。

しかし、左足なら十分に後ろに足を振り上げることが出来てパワーを貯めることが出来ます。ボールに追いついたらすぐに蹴れます。

試合中の少ないチャンスで相手と競い合いながらボールを蹴るというサッカーでは、右で蹴った方がよい場面、左で蹴った方がよい場面が必ず存在します。

左足を使わない理由とは?

子供たちは左で蹴った方がいいことはわかっているんです。実は。

しかし、練習をしていない苦手な足なので、上手く蹴れない、蹴っても飛ばないので左足を使わないのです。

「練習試合はミスをしてもいい、チャレンジすることが大切」と多くのコーチが言っています。普段の練習でも苦手な足と利き足を同じ時間を使って練習しているはずです。

左足を使わない理由は2つです。

・普段練習していないことがコーチとチームメート全員にバレるのが嫌だ

・右足でもなんとか蹴れてしまう

1番めの理由がほとんどですが、小学生のサッカーの場合は2番目に理由も多いものです。

相手チームも厳しく奪いに来なかったりすると、右足で止めて、右足で蹴りやすいところにボールを動かして蹴れてしまうからです。

強いチームだと、右で止めて、右足で蹴れるところにボールを動かして・・・ボールを2,3回タッチしている間に、ボールを蹴り出されてしまいます。

チーム練習でも右足でなんとかなっているから、試合でも右足でなんとかなるだろう。

この「茹でガエル」思考が、少年サッカーの罠です。

最初はヌルいと思っていたけれど、気づいたら茹で上がってしまうカエルのように、最初は右足でなんとかなると思っていたけれど
小学5,6年生になってみたら、右足ではどうにもならなくなってしまい、左足をこれから練習していたら仲間に遅れをとってしまう。

だから、利き足オンリーでいくしかない・・・・

小学生のうちなら左足でもすぐに上手くなる

左足でボールを上手く扱うことが出来るようになるにはすごく時間がかかるように思っていませんか。

また、何から始めたらいいかわからないということもあるでしょう。

左足だけのリフティングから始めて下さい。左足だけで、50回出来るようになるまで練習して下さい。
右足で50回出来る選手なら、左足だけのリフティングは1ヶ月で30回は出来るでしょう。上手く行けば50回出来ます。

これは小学4年生以上へのアドバイスです。小学3年生以下は、両足を同じように使って、リフティングをやってみて下さい。

実は、利き足だけに頼っていると、トラップ、ドリブル、パス、シュートどれもが「利き足仕様」の選手になってしまうのです。

左足でシュートすれば絶対入る場面でも、右で打ってしまうとその数センチの間に、ブロックされたりキャッチされたり、枠を外れたりするものです。

この弊害はまた別の記事で詳しく書きますね。

サッカーは左利きの方が実は有利だったりするので、練習して左利きになって下さい!

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