全農チビリンピック2018全国大会の決勝が、今日5月5日、こどもの日に行われました。場所は日産スタジアムです。
決勝のカードはレジスタFC対バディSCという強豪同士です。レジスタFCが逃げ切るかと思われましたがハディSCが同点に追いついて勝負はPK戦に。PK戦の結果は3-2でレジスタFCが勝利し、優勝を手にしました。


僕は小学生のサッカーを指導しているのでこの全農チビリンピックや先月行われたダノンネーションズカップなどの動画をYouTubeで見まくっています。

レジスタFCは4年ぶりの優勝ということですが、このように強いチームを作り続けることが出来る理由が知りたいなと思いました。バディSCも全国大会の常連です。ダノンネーションズカップではベスト16でした。

僕が子供の頃には、サッカーは11人制だったのですが、現在は8人制です。
全農チビリンピックの特徴や少年サッカーについて紹介します。

全農チビリンピックってそもそも何?

サッカー大会のスポンサーはいろいろありますが、この全農チビリンピックのスポンサーはJA全農こと全国農業協同組合連合会です。

会場の日産スタジアムではサッカーだけでなく親子マラソンや徒競走が行われ、港北スポーツセンターでは卓球大会も行われています。チビッコのためのオリンピックなので「チビリンピック」というネーミングらしいです。

僕が指導しているチームもチビリンピックの予選には参加しました。この予選が行われたのは去年のことです。6年生で決勝大会が行われるので、予選は5年生以下チームで参加するという仕組みです。

このチビリンピックですが、サッカーの大会では全日本少年サッカー大会に次ぐ大きな大会で、都道府県予選から地方大会を勝ち進まないと決勝大会に出ることが出来ません。

そしてルールがまた独特です。

チビリンピックサッカーのルールとは

いまでこそ少年サッカーは8人制ですが、全日本少年サッカーが8人制になったのは震災後の2011年からですからまだ7年しか経っていません。

しかし、全農チビリンピックはそのずっと前から8人制でした。全日本少年サッカー大会が11人制の時代もチビリンピックだけは8人制で行われていました。

ルールも通常のサッカーと違います。と言っても手を使っては行けないとかそういうルールではなく、試合時間が違います。

ラグビーやアメフトのように、ピリオド制になっていて、チビリンピックは3ピリオド制です。

第1ピリオドに8人でます。次の第2ピリオドには第1ピリオドに出ていない選手がでます。第3ピリオドでは第1ピリオドと第2ピリオドに出ていた選手から8人でます。

つまり16人が出場するというルールです。3ピリオド全部に出ることは出来ません。

サッカーというと前後半があって、その間にハーフタイムという感覚がありますが、この3ピリオドの意味は何なのでしょうか。

通常の8人制サッカーでは前後半とも自由に交代出来るとは言え、実際に出る選手は10人から12人程度。これは僕のベンチワークの経験からですが・・・

しかし、チビリンピックルールだと強制的に全員交代になるので、結果として16人が試合を経験することが出来る。

試合をするためにサッカーをしている子供たちが試合を経験してゲームを楽しんで欲しいというルールだと思います。

なるほど、試合をすれば勝ち負けにこだわる気持ちから選手交代をしないチームもあるけれど、8人が総入れ替えなら強制的に16人が試合に出れて、しかもチームとしても16人以上の選手を強化しないといけない。

理にかなっているように思いますね。

なお、試合時間は12分×3ピリオドの計36分で行われます。小学生のサッカーの場合は、全日本少年サッカー大会が20分ハーフなので計40分です。

チビリンピックの場合は36分なので短くなりますし、第2ピリオドと第3ピリオドを連続して出ると24分が上限です。

20分ハーフだとスタメンが最後まで出ると計40分!これってスタミナ入りますよね、というより負担では?と思うかもしれません。

真夏での40分ゲームは、小学生にとってハッキリ言ってキツイです。大人の僕でもキツイですけどね。

全日本少年サッカー大会が冬大会になったことの背景のひとつには、真夏のJビレッジが暑すぎたということもあるでしょう。

震災前のJビレッジ本部塔には涼を求める大人と子供たちが殺到していましたからね。

全日本少年サッカー大会について

小学生のサッカーで一番大きな大会は、全日本少年サッカー大会です。都道府県予選は11月頃行われて、12月に鹿児島で全国大会が行われます。

一番大きな大会というだけあり、競技性も一番高いですね。予選から20分ハーフで行われて、選手は自由交代ですが本当に全員交代するチームは少ないようです。

Jリーグの下部組織のジュニアチームが都道府県大会では幅を効かせているようですが、最近は街クラブが優勝しているようです。

この全日本少年サッカー大会も8人制ですが、8人制になったのは前出のとおり2011年からです。それまでは11人制でした。
コートも大きく、縦の長さが85mほどあったらしいです。

現在のコートサイズは、大人のコートを半分にして2ゲームやれるようになっています。
標準タイプのコートサイズは、縦が68mで幅が50mです。68mというサイズは大人のコートのタッチラインからタッチラインの幅で、幅の50mというのは大人のコートのゴールラインからゴールラインの長さから10mを引いた大きさです。

試合数を増やそうという試みかなと思いますが、縦が短いなと感じるのは僕だけでしょうか。

そもそも小さいコートだから8人制なのか、鶏が先か卵が先かという話しですが、世界のサッカーでは小学生が11人で戦うことは少ないそうです。少人数で小さなコートで大会をやっているので日本もそれを真似たとのことです。

日本サッカー協会によると、コートを小さくすることでボールに触る回数が増えてテクニックがあがること、ゴールとゴールの距離が近くなるので、シュートチャンスが増え、決定力やGKの技術アップにつながるらしいです。

息子たちの8人制サッカーを見ていると、フットサルよりは大きいのでボールを遠くに蹴るキック力が必要になるとは言え、休む暇なく走る必要があるなと感じました。

僕が小学生の頃にやっていた11人制のサッカーだと、ボールが遠くにある時は歩いて休むことが出来ました。歩いている間に次の作戦などを考えていたものですが、息子の話だとそんな余裕は無いようです。

日本のサッカーは世界を真似しているのですが、日本代表がワールドカップでベスト4になるためには、小学生年代が強くならなければいけない。という趣旨で、小学生もU12リーグというものがあります。こくみん共済U-12サッカーリーグです。こくみん共済がスポンサーになっています。うちのチームには広告の入ったビブスがあります。

サッカーとスポンサーの関係はどうしても切れないのでしょうね。アマチュア選手でも年間数千円の登録料を払っていますし、コーチや審判も払っています。ハリルホジッチ氏に払われる8億円もこの中から出てい行くのでしょう。複雑です。